2010年1月19日火曜日

大阪〜福岡〜佐賀



16日から始まった應典院と築港ARC主宰のコモンズフェスタに、
会場全体のデザインをしている花村チカヒロ氏の仕事を
観るために行って来た。

テーマは「トランスパブリック」
中は至る所に
道路標識を模した
支持看板が。
時に理不尽に
時に明瞭な意図をもって
配置されていた
大変楽しい。

出演者や演目は
選挙ポスターに。
一般的に公共にあると
認知するものたちを私的な
共同体の必要条件を満たす形で
提示すると
公共性に必要なものや
いらないものとか。


ARCトークコンピレーション#30
ファイナル
築港アークが今年3月で解散する。
最後のトークは先の花村氏。
彼の仕事を僕は非常に
好きだったが、改めて
興味深いと思う。


このあと、交流会〜二次会〜三次会〜四次会と
次の日始発で九州に行くのでのんびりと飲んで
大阪の秀逸なたくさんの方々といろんな話をする。
ここには古今東西の文化芸術、福祉、教育、宗教に
企業、自営といろんな方がいろんな思惑と興味で
いらっしゃった。

個々人の仕事、活動の話はもちろん
戒名は生前にして末長いお寺との付き合いを
していくのが良い!っとか。
ジャッキーチェンのプロジェクトAは
ぜったい観ないといけない!っとか。
サモハンキンポーの物まねマスター!っとか。
フレディーの"関西空港"とか、"ありがとう"とか



さて翌朝は
鈍行でとことこ
山陽線を12時間。
この間のtwitterで
ぽつぽつ言ったり
リーウーファンの
余白の芸術を読みながら。


夜は
ArtBase88へ寄って
ねこびリターンズ鑑賞。
台湾のキュレーターさんの
アクティビティに共感。
ハツネさんのところに来る時は
いつも美味してほっこり
して帰ります。

そして来ました。
有田町!!
上有田駅の裏手から
ARITA-mobileは始まります。
今回はその視察。
場所、人、物事、メディア
さていったい何を観て
何を思うのでしょうか
楽しい時間です。

駅前にいる方は
ディレクターの城野氏
去年福岡で韓国トークを
した時にであったのが縁で
声をかけてもらいました。

メインステージとなる
富右エ門釜




いちいちかっこいい
工房内。




他の会場や
事務局、観光名所等
ディレクター城野氏の
ツアーは続きます。

後ろは磁器土の
採掘場。
400年かけて
山は陶磁器になりました。




みつけた!






磁器で作られた
狛犬。
めっちゃくちゃかっこいい。
ここには他にも
磁器で作られた
鳥居や柵がありました。

有田めっちゃくっちゃ
好きになりました。


陶磁器釜の
古くなった
内側のトンバイを
赤土で固めた
トンバイ塀。

廃棄物の再利用と
機密技術保持のために
つくられたそう。


九州男女児は
ブラモン
(ブラックモンブラン)
を食べて育ちます。



さて、今日も適当にがんばろ
よろしくさん

2010年1月16日土曜日

新年のご挨拶



謹賀新年

明けましておめでとうございます。


昨年はタイでの展覧会帰国直後から一年が始まり、
横浜ではAANチョイス展、静岡はHappyFarmでの個展、そして
グランシップの105人の時間展にて展示をさせていただきました。
さらに昨年は半年間の韓国でのレジデンスと続き、数々の出会いと
ご縁に自分の身を寄せつつ、新しい作品の方向性、新作とともに
僕の望む道を少し開くことができました。

本当にお世話になりました。



さて昨日、15日でお正月も終わりですね。

僕の仕事は三ヶ日が過ぎてから始めましたが、日々淡々と
書類作成するばかりでした。

これら書類は日韓交流展のためのものや
レジデンス申請、既に決定している展覧会のためのもの、
そして日々の労働のためのものです。

今年も年初めはどうやらゆっくりと始まっておるようです。
まだ何一つ作品への示唆が思い描けておらず、準備中のようです。
思考の段取りをとりつつ、来月頭から作り始めよう。

この世界を作り上げている世界を直に観たり触れたいなら
冒険にでなくてはならない。
そして必ず家に帰らないとならない。
更にいえばゆっくり風呂に浸かるべきだ。
そうしないと触れた事に気づくこともできない。

今年も引き続き知覚的な作品から試みよう。


そんなわけで僕は明日から大阪と佐賀に行きます。

大阪は應典院のコモンズフェスタ
佐賀は有田町で行われるARITA-mobileの下見へ

もっぱらtwitterを主流にしているこの頃ですが
またこのブログも僕の情報基地としてやっていきますので
よろしくお願いします。

今年の漢字はもっと「遠」へ

では改めまして
今年も宜しくお願いいたします。