2008年1月1日火曜日

Artfeti in Residence 03


あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします。

年越しはここ名古屋のフェチにて先ほど終えて
一階で今日も作業をしている伊藤君とさっそく
初詣をしてきました。

初詣ついでにブランコに乗っていろいろと話をして
なんだか贅沢な夜でした

さぁ〜て作品制作日記だ


30日

昨日は夕日と昇ってくる月のオマージュを完成させる。
地道に穴を一日中ほっていく
鉄の番線を編む時も感じることやが、ただひたすらに終点のわからぬものに
精力を費やすのはとても有意義だ。
求めるものがある、しかしそれは形ではなく
雰囲気だ。それは正否の決着が見えない。
自身の当てにならぬ決まりに沿いつつ
その「当て」をも探しては反復作業に身を沈ませる

深い瞑想状態が自ずと始まる
それは意識が認知しない時間を生むため
過ぎ去った時につけた名だ

この日は名古屋の友達が来てくれた。大切な友人とこの場所で会う
というのは特別な深い縁をひしひしと感じる。
そして大須名物の揚げパンをいただく。こりゃ〜癖になる!
しかし冷えるとえらいことになるパン
夜は夜でフェチメンバーの数名が参加するオルタナティブロックバンド
「ジッパーズ」の忘年会に混ぜてただく。非常に興味深い音楽性のバンドだ
とんでもなくファンキーな夜。今宵オイラは「たけし」というあだ名を襲名した


31日
会場のデコレート基礎を作成し始める。
穴あけ作業の掃除がなかなかやっかいやったが種々の問題を
こなして壁面にビニールを張り始める

会場構成はすべて完成した情景の出現のためにある
だがそれは完成間近をもって始めて判断できるものだ
当然空間の持つ雰囲気をその判断材料にするため
制作途中には見えるものは浅はかな情景の表象しかない
表象は雰囲気とは非なるもので
すべて手探りだ

判断が途切れ途切れになってゆき、進まないため暗くなってから散歩に出かける。

こういった滞在制作では日常のかけらを損なわないように
気をつける。非日常とは対峙する日常があって真価が生まれる。

なので今日も自炊。
おいしい里芋の煮物で年を越す準備をし、作業を終えた伊藤君と夕飯にする。

さぁ〜この年が始まった!
放つ準備はもうできている!

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