2009年7月10日金曜日
sad things become ...
悲しむべきこと
観察者としてわたしはそれを多く目にする。
悲しむべきことは当事者の日常をまずとても楽にする。
悲しみは暮れるもの。暮れ行く状態とは楽なもの。
しかしてそれは独りを望み、
彼の知らぬところでゆるやかに鋭い哀しみになる。
当事者の心は哀しみが弾けるまで
悲しみと対話する。
悲しいことは多い。
当事者は悲しむことが何度あったかは知っているが
哀しみには気づかない。
当事者は哀しみを知らず、ただ悲しむ。
人間は悲しい。
怒りは常に矛先を失っている。
河に流されながら獲物を狩ろうとする怒れる一寸法師。
彼は気づかぬ内に的を得る。
なぜなら的は大河そのもの。
だが獲物が何ものかも知らぬ彼は喜ばない。
ただ水面に映る影を突く。
彼が喜びを得るのはこれより先。
それは確実に彼が描く希望と親しい。
人間は悲しい。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
元気にしていますか?
返信削除なんだかとっても琴線に触れた言葉が
ならんでいたのでコメントしたよ。
元気でやってるよ!
返信削除ひさしぶりやな〜R-tin!!
今は8月に静岡でやる展覧会の準備に勤しんでます。
お会いできればいいなぁ〜!
嬉しくも悲しくもいろんな出来事があるおかげで豊かな毎日を送っていますが、作品を作ってる間はお空の上からもろもろを眺めており、そんなことの雑記でした。