2008年2月17日日曜日

world -dive to the sunset- 04


ついに明日で名古屋での個展が終了する。

そして、明日の「EX closing party」では
「奥中章人作品立食会」と「world羊羹問答」が行われる。

立食会用の作品類似料理は先ほど全て完成した!
お味もすばらしい出来だ。
明日、視覚と触覚と、そして味覚へのささやかな反逆を決行します。


そして羊羹問答を行う異端人形遣:高杉悦生と深澤孝史が昨夜到着!

綿密な打ち合わせ、試行錯誤は休まる事なく今、この時刻を持っても続いている。
いったいどこまで本気なのか
小生の浅知恵では及ばぬ世界へ誘ってくれそうだ。

しかし相方高杉は先ほどから急性の発熱、風邪でダウン

ん〜いったい明日どうなるやら!乞うご期待!



ささっ、インフォメーションはこんくらいにして、今日はオープン時からわりといいペースでお客さんがみえた。ここ2週間は雪の日もあって来客が少なかったのでとても嬉しい。

遠方から来てくれた大学の後輩達に良いものが見せられただろうか。
今日はふと、彼らを見て自身のその頃を懐かしんだ。



今日は言葉が降りた日だった。

私は、今回の制作に最初の閃きとその印象によって生まれた光景を再現しようとしていた。
そして、それは最初に設計図とよばれたものでも、ビジュアルに記せるものでもない
漠然とした「印象」そのものへの探求であった。

そして、「印象」とは個人の経験と記憶によって決定されるものだ。
彼の人生を彼のものに足らしめる選択と決定の連続は、彼の優先によって作られてきた。
そして、その彼に取っての「優先」は物事に対しての「印象」が受け入れられるものか否かで
決められる。
もちろん無意識下において。

「印象」は漠然と無意識の世界から選択され、一枚のビジョンとして認知記憶上に刻まれる。


そして、その「印象」の光景を導く手段とは自身の対話に相違ない。
一つ一つのパーツを、その「印象」が何から来るのか記憶の中から引き出し、確かめる作業。


その点において、全くの検討違いな行為ではなかったのだと思い。
私はまた、言葉を降りてくる瞬間を待つ。

0 件のコメント:

コメントを投稿